
今、巷では車中泊が流行っていますが、キャンピングカーではなく自分で
車中泊仕様にカスタムした車で車中泊をしてみたいと思っている人はぜひ
読んで下さい。
ここでは、車をカスタムする前に知っておいたほうがいい事や、それに向けての
心構えを5つ説明していきたいと思います。
- 車検やメンテナンスの時の事を考える。
- 最終的にどのようにしたいか全体像を考える。
- 自作とはいえ、けっこうお金がかかってくる。
- 動画やネットのように簡単にはできない。
- 素人なので必ずと言ってもいいほど失敗をする。
素人ながら車をDIYで車中泊仕様にカスタムした私が上の5つについて説明していきます。
1つずつ丁寧に詳しく、また対処法などについても書いてあるので、これから車をカスタムしていく人には役に立つ記事になるはずです。
この記事は、車をカスタムするのが初めてもしくはそれに近い人向けに書いてありますが、カスタム方法そのものは書いてはないので、ご注意してください。
車検やメンテナンスの事を考える
まずカスタムをする前に真っ先に考えなければいけないのは、どんな素晴らしいカスタムがしてあっても、車である以上車検が通らなければ乗ることができないということです。
ですので、車検に通らないカスタムは極力さけるべきです。もちろん、カスタムしてあっても車検の前にもとに戻せば車検に通すことは可能ですが、それがあまりにも手間と時間がかかるようならばそういったカスタムはしないほうがいいと思います。
自分がしたいカスタムが車検に通るか事前に車屋さんに聞くのが一番手っ取り早いです。そして、もとに戻すときに、どこまで手間がかかるのかを把握して、自分が納得いくところまでカスタムしていくのが重要だと思います。
そして、定期メンテナンスのことも頭にいれておくのも大事なことです。車検よりも回数が多くなるはずなので、設置してあるものを簡単に動かせるようにしておくといいでしょう。
また、ビス止めなどしてあって点検口が塞がれていると、出先でトラブルに会ったときに見てもらえないなんてことがあるかもしれないので、そういった事にならないよう事前に対処できるように工夫しましょう。
どのような車内にしたいかを考えておく
何事も行き当たりばったりではなかなか上手くはいかないもの。それはDIYでも同じです。
おおよそでもいいので、次の事だけは決めてしまいましょう。
1,ファミリーカーとしても使うのか。
趣味としてだけではなく、普段からファミリーカーとしても使っているのならばその分の座席を確保しなければならないため、必然的にカスタムできる空間が少なくなります。また、家族の同意を得てから始めないと後からブーイングに会うかもしれません。
2,何人まで車中泊できるようにするのか。
つまり、何人まで寝られるようにするのかということ。やはり寝床というのは車内ではかなりの場所をとるし、後から変更するのは大変ですから事前に決めておきたいですね。
3,車中泊以外に何をできるようにするのか。
車中泊だけでなく、他の趣味の物を積めるようにするのかも重要です。小物であれば問題ないですが大型の物となると積む場所も考えてレイアウトしなければなりません。
4,車になにを積んでおくのか。
これは収納に関することになります。旅ごとに荷物を出し入れする人はともかく、そうじゃない人は、車中泊で使うものを収納しておく場所が必要です。小物が中心になるとは思いますが、種類別であったり、大きさ別であったりするはずなので、それらの収納場所と居住スペースのバランスを考えておきましょう。
これらのことを先に考えておくことで、材料を厳選し購入時の金額を抑えることができます。
また、同じ材料を使うので車内に統一感が生まれやすいです。
そして、なによりも目的を持つことで作業のモチベーションを保つことができます。
自作だけどそれなりにお金はかかる
市販のキャンピングカーはとても高くて手が出ない。ならば、自分で作れば安くすむんじゃない?そんなこと思ったりしませんか?
確かにビルダーの作った物と比べると安くなるとは思いますが、材料、工具、カスタムパーツなど購入していくとけっこうな金額になっていきます。ましてや細部までこだわっていくといい材料はいるし、性能のいい工具はいるし、カスタムも色々したいとなったらビルダーの物と変わらない金額になってもおかしくないです。
と、言ったら言い過ぎかもしれませんが覚悟はしておいた方がいいと思います。まあ、金額はともかく自分好みの物を作っていく楽しみがあるので、そこは目をつむりましょう。
動画やネットの情報だけで上達は難しい
車中泊仕様にしたいと思ったときに真っ先に見るのはネットや動画。今ではたくさんの人がこういったメディアで説明してくれているのでとても参考になります。
ですが、私もいくつかのサイトや動画を見てそれを参考にしたんですが、1つ言えるのが「そんなに簡単にやれない」ってことです。
サイトや動画には説明と結果だけあって、その過程までは詳しくは載せてないからです。また、動画やネットに載せている人は経験者だったり、そういった事を生業としている人だからやれてしまうんですよね。
私は仕事柄多少の心得がありますが、これが工具を使ったことがないDIY初心者ならば、工具の使い方やネジの種類などといった初歩的な事も分からないからなおさら苦戦するはずです。
ですので動画など見てやれそうと思っていざ作業をしてみるのですが、なかなか上手くいかなくて度々イラっとしていました。
ではどうすればいいのか。一番いいのは普段からDIYや車をカスタムしている人に教えてもらうことです。やはり実際に見て、触って、教えてもらうのが一番早くできるようになります。
身近にそんな人いないよ。ってことならば、本をオススメします。今は車中泊やDIYの本が色々でており、事細かく初歩的な事を説明してあるものもあるので、そういった本を購入してみるといいでしょう。
私はいつも1人で作業をしていますが、できれば複数の人でやるほうがいいです。作業を分担したり協力したりできて、とても効率的で1人でやる時よりも遥かに楽になります。
今は出来ないカスタムも経験を積めばできるようになります。それまでは背伸びをせずにできる範囲で発想力と応用力を駆使して、自分なりのカスタムを楽しもう。
失敗はするものと心得る
初めに言っておきますが、車中泊カスタムするうえで必ず失敗はします。
これは初心者かつ素人なので、しょうがないものと思ってください。先ほども出ましたが、初心者はやりながら覚えるが基本なので、どうしても完璧ではないものが出来てしまいます。
ですが、そうなりにくいようにすることは上達するうえでとても大事なことです。具体的には……
1,設計図を作る
物作りの基本ですね。これがあるのとないのでは効率や仕上がりに雲泥の差がでますので、これはやって下さい。自分のできる範囲でいいですが、なるべく詳しい方が作業が楽になります。
2,電動工具を使う
きちんとしたサイズの物を作るには手作業では限界があります。1つの部分の誤差が少しでも、組み合わさっていくとかなりの誤差になります。電動工具は購入する他ホームセンターでレンタルすることができます。また、ホームセンターによってはDIYスペースがあるので活用してみよう。
3,慌てない焦らない
とにかく落ち着いて作業しよう。時間が無いから早く終わらせたいとか、完成を早くみたいとか、気持ちは分かりますが、そういった時には得てして失敗します。妥協し、あとから後悔しないよう作業は慎重に行いましょう。
まとめ
- メンテナンスの事を考える
- 車中泊カスタムの方向性を考える
- ある程度の金額は覚悟する
- ネットや動画以外も参考にする
- 失敗は成功のもとである
これから愛車を車中泊仕様にカスタムしていく人は、これらのこと踏まえて作業をしていただくと自分の納得かつ理想の車に仕上げていくことができるはずです。
車中泊するなら軽バンでしょ!という人はこちらも読んでみて欲しいです。
車選びからレイアウトの基本が書いてあります。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。
以上、真サガでした。