2024年1月4日から3泊4日で小田原から伊豆半島を車中泊旅をしてきました。
岐阜を出発し、小田原を経由してから伊豆半島を周ったのでおよそ1,000キロほど相棒である愛車バモスと走りました。
けっこうな距離になりましたが、1人なので自由気ままにゆったりとした旅になったのでとても満足いくことができました。
ちなみに1月とはいえ、けっこう温かかったので走行中は暖房を使いませんでしたし、車中泊の時にも寒くて寝られないということはありませんでした。

後編ではまず堂ヶ島に行き、その後北上して黄金崎に寄り道してから西天城を経由してから西伊豆スカイラインに乗り、修善寺まで抜けてから温泉と修善寺観光を楽しんでから、最後に伊豆北部にある長浜城を見るまでの工程になります。
主なルート
【堂ヶ島マリン~黄金崎公園~西天城高原牧場~西伊豆スカイライン~修善寺自然公園~修善寺温泉街~長浜城】
堂ヶ島マリン
1/7 AM6:00
車中泊の朝は早く目が覚めます。
そんな時にはモーニングコーヒー。
豆をミルで挽いたちょっと贅沢なコーヒー。
車窓から景色を眺めながらのコーヒータイムは車中泊旅の醍醐味です。
コーヒーと一緒に朝ごはんも準備します。
ピザのような惣菜パンもノンフライヤーを使えば、チーズが溶けた熱々のできたてのようになるのでオススメ。
マジで旨いですよ。

ノンフライヤーLINK→https://www.shin-sagablog.net/k-can-chourikaden-non-flyer/
絶品な景色と珈琲と朝食を味わった贅沢な時間が終えたら片付けをして次の目的地に向かいます。
車中泊はキャンプと違って片付けが少ないので、いろいろなスポットに手軽に行けるのがいいですね。
そして、向かったのは堂ヶ島。
ゆるキャン△でも出てきた伊豆の有名なジオスポットです。
朝早くということもありほとんど人がいなかったのでゆっくり堂ヶ島散策をする事ができました。
特に間近に見ることができる亀岩は打ち付ける荒波にものともしない力強さが感じることができ、強い風にあおられた迫力満点の波もその荒々しさが自然の雄大さを改めて感じさせてくれるようでした。
ただ、青の洞窟で有名な観光船は強風で中止、干潮時に現れるトンボロは季節的に無理であり、堂ヶ島観光の目玉とも言えるものが見られなかったのは残念でした。
私が訪れたのは朝早かったのでどこも営業していませんでしたが、周辺にはトリックアート迷宮館や飲食店が立ち並んでいたので、営業してから来るともっといろいろ楽しめるかと思います。
【堂ヶ島マリン】 HP:https://dogashimamarine.jp/ MAIL:info@dogashimamarine.jp
所在地: 〒410-3514 静岡県賀茂郡西伊豆町仁科2060
電話番号: 0558-52-0013
営業時間: 10:00~16:00
定休日: なし
概要: 世界遺産『富士山』や天然記念物 天窓洞『青の洞くつ』に出会う大自然の神秘を巡る感動クルーズ&遊覧船。近くには公園があり、奇岩を見たり散策することができる。少し離れた所には『トリックアート迷宮感』や『トンボロ』もあるので長く滞在できる。
黄金崎公園
1/7 AM8:00
堂ヶ島を出て西伊豆の海岸線を北上すると黄金崎クリスタルパークという工芸博物館があります。
ただ営業時間前でまだオープンしてなかったので、近くの黄金崎公園に寄りました
この公園は遊歩道と展望台があり、伊豆のジオスポットの1つになっています。
海に沈む夕日、富士山、馬の顔に見える奇岩の景色が楽しめる景勝地です。
私が訪れた時は風が強かったですが、天気が良く綺麗な富士山を見ることができました。
また、黄金崎公園にあるビジターセンター『こがねすと』はカフェやトイレも併設されているので、景色を眺めながらゆっくりできる場所となっています。

【黄金崎公園】
遊歩道と展望台がある公園。
夕陽を浴びて岬全体が黄金色に輝く西伊豆の名所。
伊豆半島を代表するジオサイトとしても有名。
黄金崎海岸(根合海岸)は絶好のダイビングスポット。西風の吹かない限り一年中潜れ、魚の種類が多くダイバーに人気。
海水浴場は、砂と小石が混ざった浜で透明度が高く、磯遊びも楽しめる。
【こがねすと】
営業時間: 9:00~17:00
定休日: 火曜日
駐車場: 有り(黄金崎公園駐車場と共有)
西天城高原
1/7 AM9:00
黄金崎を後にして、ここからは内陸に向かいます。
西天城高原を経由して、絶景ロードである西伊豆スカイラインに行きたいと思います。
が、その前に『西天城高原 牧場の家』にてコーヒーをいただきます。
この『西天城高原牧場の家』は伊豆半島の中でも標高の高い場所にあるので、雪が降る季節は運転に気を遣うはずですが、私が行った時には全く雪がなく、運転中も暖房がいらないくらい暖かかったので助かりました。
また、建物はログハウスのようなとてもオシャレな佇まいで、ゆっくりと時間が流れていくようなとても落ち着く雰囲気のお店でした。
店内ではコーヒーの他にもスイーツや軽食をいただくことができるので、天気のいい日はテラス席で景色を眺めながら景色と美味しい食事を堪能してみるのもいいと思います。
コーヒーを堪能したら西伊豆スカイラインに向かって行きます。

【西天城高原 牧場の家】 https://ikoyo-nishiizu.jp/makiba/
住所: 静岡県賀茂郡西伊豆町宇久須3609−1
営業時間: 9:00~16:00
定休日: 水曜日(繁忙期は変更あり)
12月~2月 火・水曜日
12/29~1/3は休業
※悪天候時は臨時休業となります
電話番号: 0558-55-0787
駐車場: 有り
牧場の家は標高750mの爽やかな西天城高原に佇む駿河湾を一望できる施設です。
西伊豆スカイライン
1/7 AM9:30
西伊豆スカイラインは戸田峠~達磨山・伽藍山を通り抜け、船原峠まで標高800~900メートルの稜線上を走る総延長約10・8キロの山岳観光道路です。
全線2車線で道路状態もよく、交通量もさほど多くないので、景色を楽しみながら快適なドライブを満喫できるはずです。
西天城からは風早峠から西天城線を通ってそのまま西伊豆スカイラインに入るのがオススメ。
天気のいい日は富士山や駿河湾を見ながら車を走らせることができますよ。
ただし、くれぐれも運転は注意して下さい。
稜線道路沿いには至るところに駐車するところがあるので、車を停めてじっくりと景色を堪能することができます。
場所によっては登山口の駐車場にもなっているので、登山に挑戦し更なる絶景を求めてみるのもいいかと思います。
私は達磨山近辺の小高い山に登りましたが、それでも富士山や駿河湾が見えるとても素晴らしい景色に出会うことができました。

修善寺自然公園
1/7 AM10:45
西伊豆スカイラインの終点からは達磨山展望台を経由して修善寺方面へ車を走らせました。
修善寺では特にやろうとしていたことはなかったんですが、たまたま見つけた修善寺自然公園に立ち寄りました
ここは秋に来ると紅葉がすばらしいらしく、色づいた木々と共に富士山を眺める事ができる絶景ポイントになっているようです。
ただ、1月の今は特に何かあるわけでもなく、人もまばらでしたので富士山を拝んでこの公園を後にしました。
【修善寺自然公園】
所在地: 〒410-2416静岡県伊豆市修善寺
伊豆箱根鉄道修善寺駅より 戸田方面・虹の郷行バス15分 東海バス「梅林口」もしくは「もみじ林前」下車
電話番号: 0558-72-2501(伊豆市観光協会修善寺支部)
駐車場: 有り(大型バス可)※もみじ散策の時期には有料となります
赤いモミジの木で有名な丘の上の公園。秋には紅葉を楽しめ、富士山を一望できる。
修善寺温泉の北側山間部一帯の約80ha。公園内には修善寺虹の郷、もみじ林、梅林などがあり四季折々の花を楽しめます。
松葉茶屋
1/7 AM11:00
伊豆半島最後のグルメとして修善寺自然公園のすぐ近くにある松葉茶屋でお昼ごはんをいただくことにしました。
この松葉茶屋は釜飯と蕎麦のお店で名物の釜飯は特に人気があるみたいです。
その釜飯も山菜、鮎、栗から選ぶことができ、私は山菜釜飯を注文しました。
釜飯は注文してから出てくるまでに時間がかかるとのことだったので、気長に待つことにしました。
とはいえ、純和風の店内は落ち着いた雰囲気でとてもゆったりとでき、窓から見える木々の風景が何とも言えない癒しを与えてくれます。

待ちに待った釜飯は若干薄味ながらもしっかりとだしが利いていて、山菜の旨味ととてもマッチして大人に嬉しい味に仕上がっています。
付け合わせの漬物なども美味しくホクホクした釜飯と相性がいいですね。
味噌汁もだし汁に自分で味噌を入れるちょっと変わったスタイルなんですが、それが少しばかりの楽しさを演出していてとても良かったです。

優しい味の釜飯と純和風のゆったりとした雰囲気は大人の一人旅にはうってつけ。
機会があればぜひ行って欲しいお店です。
【松葉茶屋】
所在地: 〒410-2416 静岡県伊豆市修善寺4281−41
電話番号: 0558-72-0576
定休日: 火・水曜日
営業時間: 10:30~15:00
修善寺観光と温泉
1/7 PM0:00
美味しい食事を満喫した後は修善寺観光と伊豆半島最後の温泉を楽しみたいと思います。
まずは修善寺温泉街にあるこじんまりした共同浴場的な日帰り温泉『筥湯』を利用させていただきました。
市外の人は700円で伊豆最古の温泉である修善寺のお湯を堪能できます。
専用の駐車場がないため、近隣の有料駐車場を使うことになるわけですが、オススメは小山駐車場。
筥湯に駐車場券を持っていくと3時間分のサービス券をもらうことができます。
【筥湯】 https://www.shuzenji-kankou.com/spa.html
利用料金: 大人(中学生以上)700円
子供(小学生)400円
営業時間: 正午から午後9時まで(札止め午後8時30分)
定休日: 不定休
販売品: タオル袋入り 200円
バスクリン1包 150円 日本の名湯 修善寺 オリジナル入浴剤
バスクリン5包 660円 日本の名湯 修善寺 オリジナル入浴剤
その他: ボディーソープ・シャンプー・コンディショナーはご用意しております。
駐車場: 筥湯には駐車場はございません。 お車のお客様は近隣の有料駐車場にお願いします。
小山駐車場をご利用のお客様には筥湯にて300円(3時間分)のサービス券を発行しております。
番台にて小山駐車場の駐車券をご提示ください。(駐車券をお持ちでない場合はサービス券の発行ができません、ご注意ください)
【小山駐車場】 24時間営業 最初の3時間300円 以降1時間100円(最大24時間500円)
小山駐車場は筥湯から少し離れた所にありますが、歩きがてら修善寺の観光もできるので一石二鳥になります。
ぜひ風情ある温泉街や修善寺の趣ある佇まいを温泉と一緒に堪能してみて下さい。

【修善寺温泉】 https://www.shuzenji-kankou.com/index.html
【宿泊に関するお問い合わせ】
修善寺温泉旅館協同組合
TEL.0558-72-0271
Mail:ryokan@shuzenji.info
【観光に関するお問い合わせ】
伊豆市観光協会修善寺支部
TEL.0558-72-2501
Mail:syuzenji@axel.ocn.ne.jp
伊豆長浜城
1/7 PM1:30
そして、いよいよ伊豆半島最後の立ち寄りスポット伊豆の長浜城です
私の住んでいる岐阜県の隣の滋賀県にも秀吉のかつての拠点である長浜城があるんですが、そこではなくて伊豆の長浜城。
かつては戦国時代関東一円を治めた北条氏の水軍根拠 重須湊を守る為の城だったといわれているようです。
天守閣や櫓といった建物はないが、曲輪や土塁などの遺構な残っていて、案内板や説明板も設置されているので、色々と見どころはあります。
高台にあるので、天気のいい日はここからも富士山や奥駿河湾を一望できるでしょう。景色を楽しむということで、城好き以外の方にもオススメできる場所になってます。
百名城には登録されていないのでスタンプはありませんが、お城好きな人にはぜひ1度足を運んでみるといいでしょう。

【伊豆長浜城】
HP: https://www.city.numazu.shizuoka.jp/shisei/profile/bunkazai/siro/nagahama.htm
駐車場: 有
見学料: 無料
見学時間: ゆっくりと見て回れば1時間ほど。
まとめ
1/7 PM10:30
帰路の途中で、夕食やお風呂を済ませ無事に帰宅できました。
以上で小田原~伊豆半島一周車中泊旅を終わりになります。
小田原城から始まり、友人との再会、伊豆半島での車中泊といろいろ盛りだくさんでとても楽しく満足したひとり旅になりました。
海があって、山があって、温泉もあって、美味しい食べ物もたくさんあり、景勝地や観光スポットも数多くあって、伊豆半島はとても魅力的な場所だと心から思えました。
ただ、今回の旅では風が強く行けなかった所や、時間などが合わなくて立ち寄れなかった場所もありましたが、それは次に伊豆半島に来る時の楽しみとしてとっておこう思います。
3泊4日での車中泊旅でおよそ1000キロ走行した訳ですが、特にトラブルもなく無事に終われたことを安堵しつつ、相棒であるバモスに感謝して旅の終わりにしたいと思います。
ここまで長い記事を読んでいただき、ありがとうございました。
以上、真サガでした。