「ひとり旅プランニング術」(11日目)ひとり旅の自由度アップ!車中泊を楽しむための準備と基礎知識①【車中泊のメリット&デメリット4選】

人生を豊かにする旅の心得

ひとり旅において最もオススメしたい移動手段と言えば車。しかも、ただの車ではなくて車中泊ができる車です。
自由度の高いと言われているひとり旅ですが、それを最大限に活かす事ができるのが車中泊だと言えるでしょう。

特に週末ひとり旅では、金曜日の夜から出発する事が可能になるため制限時間を大きく拡張することが出来ます。
また、移動や休憩の時間を自由に設定できる上、宿泊費の節約もできるので、自分だけのひとり旅を思う存分プランニングできるのが魅力的です。

ただし、車中泊を快適に楽しむためにはメリットだけでなくデメリットを把握し、その対策を予め知っておくことが大切になります。

車中泊のメリット4選

  1. 時間を有効に活用できる
    • 早朝や夜中でも活動できるので、時間を最大限に活かすことができます。
    • 例:夜に出発して目的地近くの駐車場で車中泊し、早朝から行動スタート)
  2. 宿泊費が不要または安価
    • ホテルや旅館に泊まらず車で寝ることになるので、基本的に宿泊費はタダ。ただし、後述するRVパークなどに泊まる場合には利用料が必要になります。
    • 例:道の駅で寝れば実質無料で泊まれる・キャンプ場などは宿泊施設よりも安価)
  3. 自由度が高い旅が可能
    • 移動や休憩、宿泊を自分の望むスケジュールで行えるので限りなく自由な計画を立てられる。また、予定の変更や突発的な行動にも即座に対応しやすいのも車中泊の大きな魅力のひとつです。
    • 例:天候が悪ければ別の地域へ移動する・移動中疲れたらすぐに仮眠できる、など)
  4. どんな場所でも過ごせる特別な体験
    • キャンプ場や自然公園の駐車場で車中泊をすれば、日の出や星空など、自然の雰囲気の中で特別な景色を楽しむことができます。
    • 例:海辺の駐車場から海を眺めながらコーヒー飲む・展望台から街の夜景を楽しみながら車中泊)

車中泊のデメリット4選

  1. 家で寝るよりも快適性が低い
    • 当たり前ですが、車内の限られたスペースでは、寝心地が悪く感じることがあります。特にシートを倒しただけの状態で寝る場合には体にかなりの負担がかかります。また、水平な地形じゃない場所では平衡感覚に違和感が出るので、車中泊に向きません。
    • 対策:車中泊専用マットやベットキットを準備する・水平器を使い平らな場所を探す)
  2. 防犯面で不安がある
    • 車内での宿泊は外部から見られるリスクがあったり、人気のない場所や安全性の低い場所では不安を感じる。
    • 対策:車中泊ではシェードなどの目隠しは必須・人通りが多い道の駅やキャンプ場などを利用すると安心安全)
  3. トイレやお風呂問題
    • 車中泊の場合、宿泊施設のように簡単にトイレやお風呂を利用できないことが多い。
    • 対策:温泉付きの道の駅やスーパー銭湯の駐車場を許可を取って利用させてもらう・トイレだけなら公園や河川敷の駐車場を利用できる)
  4. 季節や天候による影響
    • 夏場は車内が高温になりやすく、はっきり言って車中泊に向いていません。冬場は冷え込みが厳しくなるため、快適に過ごすには事前準備が必須です。
    • 対策:夏は窓用の虫除けネットや小型扇風機を活用し少しでも車内に風を通す・冬は断熱シートなどを使い、床と窓からの冷気を遮断するのは必須)

メリットとデメリットを活かすポイント

車中泊を成功させるためには、メリットを最大限活かしつつ、デメリットを事前に対策しておくことが重要です。
以下のポイントを意識することで、快適かつ満足できる車中泊を実現することができます。

メリット活用のポイント

  1. 計画の自由度を最大限に活かし、目的地を複数設定する。
  2. 宿泊費を節約した分、観光やグルメに費用を回す。
  3. 普段味わうことのできない場所で、非日常的な特別な体験をする。

デメリット対策のポイント

  1. 快適性:車中泊用マットや車内用の設備を事前に揃えておく。
  2. 防犯性:安心できる施設(道の駅、キャンプ場など)を利用する。
  3. トイレ・お風呂:設備の整った場所を事前に調べておく。

具体例:車中泊の活用シーン

  • ケース1:自然を満喫する車中泊旅
    • 目的地:富士山周辺のキャンプ場もしくはRVパーク
    • メリット:星空を見ながらの車中泊ができ、天気の良い早朝には富士山の絶景を楽しめる。
    • デメリット対策:暖房器具や断熱グッズを持参して寒さに対応。
  • ケース2:観光重視の車中泊旅
    • 目的地:道の駅を利用して全国の観光地を巡る
    • メリット:全国各地でも安心して車中泊をしながら効率的に移動できる。
    • デメリット対策:事前に道の駅の情報を確認し、温泉付きかとか車中泊可能かどうかなどを調べておく。

まとめ:車中泊のメリットとデメリットを理解して計画を立てよう

車中泊は、自由でコストパフォーマンスの高い旅を楽しむための選択肢として非常に魅力的であり、ひとり旅をさらに飛躍させてくれます。
ただし、そのメリットが大きい反面、デメリットも大きくなることを理解し、事前に知識を得てしっかりと準備をすることがとても重要なのです。

安全で楽しい車中泊を実現するために計画段階から事前準備をしっかりとして、リスクを回避できるように対策を練りましょう!それができれば、車中泊はあなたのひとり旅を無限の可能性に導いてくれるはずです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました