「ひとり旅プランニング術」(13日目)ひとり旅の自由度アップ!車中泊を楽しむための準備と基礎知識③【おすすめの車中泊スポット】

旅の記憶とおすすめスポット

車中泊を成功させるためには、安全で快適に過ごせるスポットを選ぶことが大切です。
特に初心者は、設備や防犯面が整った場所を選ぶことで安心して車中泊を楽しむことができます。
ここでは、車中泊初心者向けから中上級者向けまで、おすすめのスポットとその特徴を詳しくご紹介します。

初心者向け:設備が充実した「道の駅」


「道の駅」は、車中泊スポットとして最も利用されている場所の一つです。全国に約1,200箇所以上あり、アクセスの良さと施設の充実度が魅力です。ただし、道の駅それぞれにルールがあるので、それを厳守のうえ利用してください。

おすすめポイント
  • 駐車場が広く、無料で利用可能:ほとんどの道の駅は24時間開放されており、初心者でも安心して利用できます。
  • トイレや水場が完備:清潔なトイレが利用できるため、特に初心者にとって快適です。
  • 地元の特産品や食事が楽しめる:併設された売店やレストランで、地元のグルメや特産品を楽しむことができます。
おすすめスポット例
  • 道の駅 信州平谷(長野県):長野県南部にあり、標高が高く夏でも涼しく過ごすことができる。温泉付きで、外の食事処の馬トロ丼は絶品
  • 道の駅 くしもと橋杭岩(和歌山県):本州最南端近くで太平洋を眺めながら車中泊できる。天気のいい朝には杭瀬岩から日の出を眺めることができる。
  • 道の駅 古今伝授の里やまと(岐阜県):山間部にあり、夜は静かな道の駅。食事処やお土産店、温泉施設が併設されており、昼間は活気があり賑わいをみせる。
注意点
  • 夜間はエンジンをかけっぱなしにしない。(アイドリング禁止のルールがある場合も多い)
  • 他の利用者の迷惑にならないよう、音や明かりに配慮すること。
  • 外に椅子やテーブルを出さない。

初級者向け:クルマ旅で使いたい「RVパーク」


キャンピングカーや車中仕様の車のための宿泊施設。基本的にはクルマ旅をしている人が利用する。有料の施設であり、最近急速に全国各地に増えています。有料であるがゆえに、マナーの悪い人が少ない。

おすすめポイント
  • 電源が付いているので、家電が使い放題です。スマホやポータブル電源の充電にも便利です。
  • 多くの施設でトイレが設置されていて、ゴミも捨てることができます。
  • 人気の観光地の近くの施設の場合、予約さえしておけば確実に車を停めることができ、そのまま観光地を散策することができます。
  • 焚き火やキャンプができる施設もあり、簡易キャンプが楽しめる。
注意点
  • シャワー施設がある所もあるが多、無い場合でも近くに温泉施設に行く必要がある。
  • 人気過ぎて週末は予約が取れない施設もあるので、別の施設にするか平日利用を検討する必要がある。
  • 駐車場が場所によっては大きく傾いている場合もあるので、水平にできる物を事前に用意しておくとよい。

中級者向け:キャンプ場での車中泊


自然を満喫したい場合、キャンプ場は理想的な車中泊スポットです。静かな環境で過ごせるだけでなく、設備やサービスが整っている場所が多くあります。

おすすめポイント
  • 電源サイトが利用可能:電源付きのサイトでは、車内で家電を使ったり、スマホを充電したりするのに便利です。クーラーや電気ストーブなどの消費電力の大きい家電も使えるので快適に過ごすことができます。
  • 自然に囲まれた環境:山や木々に囲まれたキャンプ場はそれだけで癒し効果抜群です。また、澄んだ夜には満天の星を楽しむことができます。
  • アウトドア設備が充実:シャワー施設や炊事場が利用可能。トイレもあるので安心できます。焚き火やアウトドア料理を楽しめるのはキャンプの醍醐味です。
おすすめスポット例
  • ふもとっぱらキャンプ場(静岡県):富士山を間近に眺められる絶景スポット。広大な敷地で開放感抜群。キャンパー憧れの聖地。
  • ひるがの高原キャンプ場(岐阜県):標高の高い林間サイトのため夏場でも涼しい。直火で焚き火ができる希少なキャンプ場。場内の小川でのアクティビティも楽しめる。
  • ほったらかしキャンプ場(山梨県):眼下に夜景が広がる超人気スポット。隣接するほったらかし温泉では露天風呂に入りながら夜景や日の出を見ることができる。
注意点
  • キャンプ場を利用する際は、事前に予約が必要な場合があるので確認を忘れずに。
  • ゴミ捨てOK以外の場所はゴミは必ず持ち帰ること。
  • 夜間は騒がず静かに過ごすこと。


中上級者向け:自然公園や湖畔、河川敷での車中泊

キャンプ場よりもさらに自由度の高い車中泊を楽しみたい場合、自然公園や湖畔、河川敷がおすすめです。
キャンプ場とは違って人がほとんどいない場所も多いので、ゆっくりと静かなひとときを過ごせます。

おすすめポイント
  • 人の少ない場所でのんびりできる:自然の中での孤独感が逆に心を落ち着かせ、静かな環境でのリフレッシュ効果を向上させてくれます。
  • 絶景を独り占め:自然を間近に感じられる場所も多くあり、キャンプ場とは違った雰囲気を味わえます。
  • アクティビティとの相性が良い:登山や釣りなど、アウトドア趣味を存分に楽しむことができます。
おすすめスポット例
  • 琵琶湖周辺(滋賀県):琵琶湖周辺に多く点在する湖岸緑地はキャンプやBBQができるスポットもあります。場所により全く違った琵琶湖の景色を見ることができるので、何度でも楽しむことができます。
  • 木曽三川公園(愛知県):木曽川沿いに多くある多種多様な公園の総称。場所によっては河川敷を使えるので、人のいない静かな場所で車中泊できます。
  • 21世紀の森公園(岐阜県):板取川の上流にある自然公園。駐車場は広くトイレもあります。ハイキングコースもあるのでアクティビティに最適です。
注意点
  • 自然公園内はキャンプや車中泊が禁止されている場所もあるため、事前にルールを確認する。
  • トイレや水場がない場合も多いので、飲料水やポータブルトイレを持参する。

車中泊スポット選びのポイント

  1. 安全性を確認する
    • 夜間に人がいない暗い場所は初心者は避けた方が無難。道の駅やキャンプ場のように管理されている場所の方が安心して車中泊できます。
  2. 設備を事前にチェック
    • トイレや水場の有無、周辺施設(コンビニ、銭湯など)を事前に調べておくことで、いざという時に便利かつ安心です。
  3. 混雑状況を確認
    • 人気スポットは混雑する場合があるため、早めに到着して駐車スペースを確保するか、予約ができる場合は事前に手配をしておくと確実です。

まとめ:車中泊スポットを活用して快適な旅を

初心者から中上級者まで、それぞれのレベルや目的に合わせた車中泊スポットを選ぶことで、自由で楽しい旅を実現できます。
車中泊はルールを守ったり、人の迷惑にならないようにすればどこでも寝泊りできる無限の可能性があります。安全で快適な環境を確保しつつ、自然や旅先の魅力を存分に満喫しながらひとり車中泊旅を満喫してください!

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